Hiroko Hamada
[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅に3日続伸し、前営業日比3297円46銭高の6万9317円50銭で取引を終えた。取引時間中・終値ベースともに史上最高値を更新し、初めて6万9000円台を付けた。上げ幅は過去2番目の大きさだった。米国とイランが戦闘終結の覚書で合意したと伝わり、朝方からリスクオンムードが広がった。AI(人工知能)・半導体関連のほか、出遅れていた銘柄にも買いが入り、日経平均は一時3600円超高となる場面があった。TOPIXも最高値を更新した。
日経平均は前営業日比763円高でスタートした後、上げ幅を拡大し、前場中盤に一時6万9682円23銭まで上昇。大台の7万円が視野に入る水準となった。引き続きAI・半導体株が相場をけん引したほか、バリュー(割安)株にも物色が広がった。後場に入ってからも日経平均は節目の6万9000円台を維持し、買いの勢いが継続。プライム市場では7割近くの銘柄が値上がりしたほか、業種別では、空運や金属製品などの上昇が目立った。
岩井コスモ証券の投資調査部フェロー・有沢正一氏は「米イラン和平合意という決定的な好材料が出て、株高の流れに乗り遅れまいとする投資家の買いが先行した。特に海外勢の買いが膨らんだようだ」と話している。日経平均は6万9000円台に乗せたことから、「金融政策イベントを無難に通過すれば週後半にも7万円の大台に乗せそうだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。
米AI開発企業アンソロピックは12日(米国時間)、同社の最新AIモデル「クロード・ミュトス5」と、その一般公開版「クロード・フェイブル5」への外国人のアクセスを全面的に停止するよう米国政府から命じられたと発表した。一方、きょうの取引ではAI関連株が軒並み上昇。有沢氏は「足元のAI相場は群雄割拠でリード役企業が複数いるため、個別で悪材料が出てもさほど嫌気される状況になっていないようだ」と話した。
TOPIXは3.03%高の3999.6ポイントで取引を終了。終値ベースでも最高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比3.03%高の2062.94ポイントで、最高値を更新した。プライム市場の売買代金は11兆4601億1100万円だった。東証33業種では、空運、金属製品、建設など25業種が値上がり。食料品、鉱業、海運など8業種は値下がり。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.59%安の713ポイントと、反落した。
個別では、太陽誘電、イビデンが大幅高、村田製作所はストップ高となった。中東情勢が重しとなっていた日本航空やANAホールディングスも堅調。
一方、スペースXの新規上場を受けた材料出尽くし感から宇宙関連株は大幅下落。スペースXに投資しているアステリアは16%超安でプライム市場の値下がり率トップ。アストロスケールホールディングスはストップ安だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1090銘柄(69%)に対し、値下がりが434銘柄(27%)、変わらずが40銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 69317.50 +3,297.4 66783.22 66,783.22
6 ─69,682.23
TOPIX 3999.60 +117.64 3928.06 3,927.17─
4,032.39
プライム市場指数 2062.94 +60.71 2026.38 2,026.28─
2,079.71
スタンダード市場指数 1619.93 +22.48 1610.89 1,610.67─
1,624.18
グロース市場指数 914.88 -12.88 931.62 911.83─93
2.97
グロース250指数 713.00 -11.49 727.40 710.19─72
8.18
東証出来高(万株) 244308 東証売買代金(億 114601.1
円) 1