――政府による虐殺事件などのエピソードも織り交ぜられている。こうした政治的な弾圧を表現することへの検閲は厳しくないのか。

今はいろいろな人が、テレビや映画でこうした問題を扱おうとするようになった。前政権はクリエイティブな人々を厳しく抑圧し、検閲もあったが、(昨年9月からの)新政権は検閲を緩めようとしている。この映画もどこもカットされなかった。

深刻なテーマについて話をすることに、人々はオープンになっていると思う。ただ、政治的な検閲よりも、「重いテーマを扱う作品は売れないのではないか」と危惧した投資家が投資を避けるという経済的なプレッシャー、いわば「経済的検閲」はあるかもしれない。

――カンヌ国際映画祭で賞を取るなど国際的に評価されたことで、何か意識に変化はあったか。

2作目を作りたいと思っているが、1作目と同じくらい成功するか、それ以上のものを作らなければいけないというプレッシャーを感じている。

でも受賞したことでいろいろなドアが開いたし、今度はもうちょっとスムーズに作れるといいなと思っている。プロデューサーの1人からは、だいたいみんな2作目にはより野心的になるから、もっと大変だよと言われているが。

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