保湿の不足
肌の潤いを保つために保湿が必要というのは当たり前に聞こえるかもしれないが、決して怠ってはならない極めて重要なステップだ。
肌バリアの分子特性を研究しているブニックは、保湿が不十分だと「セラミドや脂質が補給されなくなる」と説明する。言うまでもなく、これらは健康的な輝きを放つ肌に不可欠な要素だ。
医療情報サイト「WebMD」によると、セラミドとは皮膚の角質層の30〜40%を占める脂質のことで、水分を維持し、体内への細菌の侵入を防ぐために欠かせない。セラミドが不足した肌は乾燥して荒れやすくなる。
「人間の肌のバリア機能の主軸をなすタンパク質と脂質の構造は、非常にダメージを受けやすい。紫外線、風、熱、水といった過酷な環境変化だけでなく、刺激の強い化学物質や、肌に塗るさまざまな製品からも影響を受ける」とブニックは言う。
紫外線や熱に長時間さらされる
紫外線が肌に深刻なダメージを与えることは周知の事実であり、日焼け止めを日常的に塗ることの重要性はいくら強調してもしすぎることはない。
米国では、メラノーマ(悪性黒色腫)は最も一般的ながんの一つであり、2026年だけでも約11万2000件の新規症例が診断されると予測されている。健康を維持するために紫外線対策は必須であり、肌の潤いが保たれるのはその喜ばしい副産物にすぎない。
刺激の強い化学物質を含む製品
新しい製品を試す際に成分表を見ないという人も、次からは確認するといいかもしれない。
「洗浄力の強すぎる石鹸やクレンザーなど、刺激の強い化学物質を含む衛生用品や、肌のバリア機能を乱し、炎症を起こさせ、痛めつけるような化粧品を使い続けることも、乾燥の原因になる」とブニックは指摘する。
美と強さを追求し、古代ギリシャから監獄にまで受け継がれた自重筋トレ。その歴史と実践方法とは?