[ジャカルタ 10日 ロイター] - インドネシアの国営石油会社プルタミナは、一部燃料の価格を約30%引き上げた。イラン戦争開始後で初の値上げとなる。財政支出を巡る投資家の懸念がくすぶる中、財務相はインフレへの影響は限定的との見方を示した。

中間層が広く利用するオクタン価92のガソリン「プルタマックス」の価格は、1リットル当たり1万2300ルピアから1万6250ルピア(約0.9053ドル)へと32.1%引き上げられた。

エタノールを混合したオクタン価95のガソリン「プルタマックス・グリーン」は、1万2900ルピアから1万7000ルピアへと31.8%の値上げとなった。

プルバヤ財務相は、対象となる燃料が公共交通機関に使われていないことから、値上げによるインフレへの影響は限定的だと述べた。今月発表された統計によると、5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.08%上昇し、過去8カ月で最も高い伸びを記録した。

インドネシア中央銀行は9日、政策金利を0.25%ポイント引き上げ5.50%とすることを決めた。過去最安値更新が続く通貨ルピアの安定を図るため緊急利上げに踏み切った。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。