ネタニヤフにミスリードされたトランプ

CNNとの最近のインタビューで、約30年にわたりイランの最高指導者直属の諮問機関「公益判別会議」のメンバーを務めるレザイは、交渉の行き詰まりを打開する責任はトランプにあると主張し、米国による地上侵攻という考え方に警告を発した。

「そのとき世界はイランの真の能力を理解することになるだろう。われわれの地上戦力はミサイル戦力をはるかに上回るからだ」とレザイは語った。

イランが米軍の侵攻を撃退できるかどうかは、まだ予測できない。今後も検証はできない可能性がある。米政府は、2001年のタリバン政権下のアフガニスタンや2003年のサダム・フセイン政権下のイラクに対する戦争で採用したような地上軍投入には消極的だ。

また戦争開始から100日という時点で見れば、トランプ政権の成果は、当時のアフガニスタン戦争やイラク戦争と比べて限定的だ。アフガニスタンとイラクでは敵対政権の比較的迅速な打倒につながった。

ただしその後は泥沼に陥った。アフガニスタンでは20年後の米軍撤退でタリバンが復権し、イラクでは複数の反乱勢力が台頭した結果、「イスラム国」(ISIS)やイラン支援の民兵組織が生まれた。

トランプ政権はイラン体制の打倒を正式な戦争目標としては掲げていない。しかしニューヨーク・タイムズ紙が報じたホワイトハウスでのトランプとベンヤミン・ネタニヤフ首相の重要会議では、それが主要な目標だったとする関係者の証言を伝えている。ネタニヤフは、強い軍事的圧力をかければイラン指導部は屈服するとトランプを説得したとされる。

「戦略的思考能力の欠如」が顕著
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