この週末は夜空を彩る珍しい天体現象が観測できる。5月31日の満月は「ブルームーン」。ただし青い月が見られることは期待しない方がいい。

今回の満月は、同じ月に2回目となる満月であることから、「マンスリー・ブルームーン」と呼ばれる。この現象は、月が地球の周りを公転する29.5日の周期が、12カ月の暦とずれていることに起因する。

ブルームーンが観測できるのは2~3年に一度しかない。今回は5月31日午後5時45分に満月になる。地平線から昇る月は、青ではなくオレンジ色に輝いて見える。

ブルームーンという呼び方は、英語で極めて珍しい出来事を表す「once in a blue moon」という慣用句に由来する。もっとも同じ月に2回の満月が見られる頻度はそれよりは多少多い。今回の満月が特別なのは、月が地球から最も遠い位置で満月になる「マイクロムーン」になるためだ。

月は望遠鏡がなくても肉眼で観測できるが、双眼鏡を使えばより鮮明に見える。月の出の時刻に地平線が見える開けた場所を見つけることがポイントだ。

日没時の月は、ブルームーンに限らずオレンジ色に見える。

地平線近くにある月の光は、空高く昇った時よりも濃い大気の層を通過する。

波長の短い青い光は大気中の分子に当たって目に届く前に散乱する。一方、波長の長い赤やオレンジの光はまっすぐ大気を突き抜ける。「レイリー散乱」と呼ばれるこの現象によって、月が昇る時や日が沈む時は暖かい色に見える。

ブルームーンのもう1つの定義
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