北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)に加盟するラトビアの議会は28日、中道右派のアンドリス・クルベルグス氏を首相とする新政権を承認し、4党による連立政権が発足した。

前政権は、ドローン(無人機)侵入への対応を巡る内部対立で崩壊。次期総選挙が4カ月後に控えている。

議会では、クルベルグス氏率いる「連合リスト」、エビカ・シリニャ前首相の「新統一」、右派の「国民連合」、および「緑の党・農民連合」の4党からなる政権が賛成多数で支持された。

4党は共同声明で、前政権によるウクライナへの支援を継続することや、国家安全保障および「ロシアを弱体化させ孤立させるための措置の実施」に注力すると約束した。

クルベルグス氏は投票直後の記者会見で「ロシアとウクライナに関しては何も変わらない。われわれはEUが東部戦線(ウクライナ)の防衛を支援する必要性について、強くかつ声を大にして主張していく。それはわれわれにとって最優先事項だ」と強調した。

さらに同氏は、ラトビアの国境、経済、エネルギーを含む安全保障が、新政権の優先事項リストの上位にあると説明。「われわれがうまくやったか、あるいは不十分だったかは、国民がすぐに判断する。10月3日(の総選挙)が、この政権に対する審判となる」と述べた。

新政権は「選挙の安全な実施」も重要な優先事項になるとしている。

新内閣はブラジェ外相が留任し、マリス・クチンスキス氏が財務相に、ライビス・メルニス大佐が国防相に就任する。

前政権の連立に参加していた「前進党」は新政権から外れ、内閣はさらに右派色が強まっている。

[ロイター]
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