ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2
 著者:ブレイディみかこ
 出版社:新潮社
 要約を読む

日本社会は多様化に向かっていますが、多くの移民を受け入れマイノリティとの共生が進む英国は、あらゆる面でその先を行っています。

本書は英国在住の作家・ブレイディみかこさんが綴る人気シリーズの2作目。アイルランド出身の配偶者と13歳になる息子さんとの日常を描いたエッセイ集ですが、何気ないエピソードからも多様な社会が抱える豊かさや複雑さが感じられます。

たとえば著者の配偶者は、家の前を通りかかった貧しい移民に、自分の不用品を譲ると約束します。ですが、息子さんは「それって、ごみをあげているのと同じでは」と悩みます。「リサイクル」という循環システムも、個人レベルでは「施す側」と「施しを受ける側」という構図ができてしまう。一律の「正解」が存在しないのも、多様な社会の難しさかもしれません。

その他のエピソードでは、LGBTQ、ポリティカルコレクトネス、貧困・移民問題などにも触れられています。ユーモアを交えながら軽いタッチで描かれているため、重いテーマも気負わず読み進められる本書。ぜひ多くの人に読んでほしい一冊です。

▼こちらもおすすめ

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
 著者:ブレイディみかこ
 出版社:新潮社
 要約を読む

虹色チェンジメーカー
【関連記事】