追い風が想像以上に控えめ

旅行指標も需要の弱さを示している。フォーブスによると、2025年10月~2026年1月の予約期間において、7月のヨーロッパ発アメリカ行き航空券予約は前年同期比14%減となった。

開催都市行きの航空券も、2025年12月~2026年1月に行われた6月分の予約が、ヨーロッパからは5%、アジアからは3.6%減少した。

そしてホテルがその下流の状況を物語っている。英『フィナンシャル・タイムズ』によると、複数の開催都市で、試合日の客室料金はピークから約3分の1も下落している。

12月時点では、米金融会社ベアードの調査部門は、W杯によってホテルの客室1室あたりの売上高が0.75~1%伸びると見込んでいた。しかし同社のシニア調査アナリスト、マイケル・ベリサリオは本誌に対し、現在では伸び幅を0.25~0.5%程度に下方修正すると語った。

その理由の1つとして、「外国人旅行者がアメリカに来ることをためらっている」ことを挙げている。

飲食・ホテル業界向けの求人・業界情報サイト『オイスターリンク』も、アメリカのホテル業界にとっての追い風は「過去のW杯と比べて控えめだろう」としている。

好調な都市もあるが
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