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Shivansh Tiwary

[23日 ロイター] - 米航空大手のアメリカン航空は23日、2026年通期の1株当たり損益見通しを0.40ドルの赤字─1.10ドルの黒字とし、従来予想の1.70―2.70ドルの黒字から下方修正した。中東紛争によるジェット燃料価格高騰が利益を圧迫するのが要因。

第2・四半期の燃料価格は1ガロン当たり約4ドルと高止まりしているため、通年のジェット燃料費が40億ドル超上昇すると見込んでいる。ジェット燃料は通常、航空会社の営業費用の約4分の1を占めており、紛争勃発後に2倍弱に跳ね上がった。

ただ、供給過剰に陥っていた国内線の需要は改善しているとし、価格決定力を示す指標である収入単価が26年第2・四半期に10%超上昇すると見込んだ。

第1・四半期の調整後損益は0.40ドルの赤字で、損失額は予想されていた0.47ドルより小さかった。

中東紛争によって世界の石油供給の要衝であるホルムズ海峡が事実上封鎖され、燃料価格が急騰。これにより、航空業界はコロナ禍以来の大規模な打撃を受けている。

アメリカンは第2・四半期の1株当たり損益が0.20ドルの赤字─0.20ドルの黒字の間になると見込んでいる。LSEGがまとめたデータによると、アナリストらの市場予想は0.09ドルの赤字。

米国では需要が旺盛に推移している中、航空各社はジェット燃料価格上昇の一部を補うために運賃の値上げ、減便、受託手荷物などの付帯サービス料金の引き上げに踏み切っている。

しかし、それらの施策だけでは燃料高騰の影響を完全に相殺することは困難で、主要航空各社は通期の業績予想の下方修正に追い込まれている。

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