[ワシントン/ベイルート/エルサレム 23日 ロイター] - イスラエルとレバノンの停戦がホワイトハウスでのハイレベル会合を経て3週間延長されたと、トランプ米大統領が23日明らかにした。

トランプ氏はホワイトハウスの大統領執務室で、イスラエルのライター駐米大使とレバノンのモアワド駐米大使を交えた米国仲介による2回目の協議を主催した。

トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「会合はとてもうまくいった。米国はヒズボラ(レバノンに拠点を‌置く親イラン武装組織)から自国を守れるようレバノンと協力していく」と投稿した。

さらに、近い将来にイスラエルのネタニヤフ首相とレバノンのアウン大統領をホワイトハウスに招くことを楽しみにしていると述べた。

トランプ氏は大統領執務室で会合参加者とともに記者団の取材に応じ、3週間の停戦期間中に両国首脳が会談することを望んでいると語り、今年中に両国が和平合意に達する「大きな可能性がある」と述べた。

停戦は先週の両国大使間の協議を経て成立し、26日に期限を迎える予定だった。

会合にはバンス米副大統領、ルビオ米国務長官、ハッカビー駐イスラエル米大使、イサ駐レバノン米大使も同席した。

モアワド大使はトランプ氏に対し、協議開催への謝意を表明。「あなたの支援があれば、レバノンを再び偉大にできる」と語った。

米国がヒズボラとの戦いでレバノンをどう支援するのかと問われたトランプ氏は詳細を明らかにしなかったが、米国はレバノンと「素晴らしい関係にある」と述べた。ヒズボラからの攻撃に対してイスラエルが自衛できなければならないとも語った。

トランプ氏はまた、レバノンに対し、イスラエルとの接触を禁じる法律の廃止を求めた。「反正常化法」と呼ばれる法律について問われると「イスラエルと話すのが犯罪なのか」と応じ「非常に速やかに廃止されるだろう。私がそうさせる」と述べた。

停戦後、暴力行為は減少しているものの、前日にはイスラエルの空爆でジャーナリスト1人を含む少なくとも5人が死亡。イスラエル軍は23日、レバノン南部で兵士に接近して差し迫った脅威を与えたとされる武装した人物2人を殺害したと発表した。

ヒズボラは協議に参加していない。ヒズボラの幹部、ハッサン・ファドララ氏は、テレビ中継された記者会見で、停戦の継続を望むとしつつも「イスラエルが完全に順守することが前提だ」と述べた。ヒズボラが対面協議に反対していることを改めて示し、レバノン政府にイスラエルとの直接交渉を全面的に中止するよう求めた。

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