<AIセキュリティのプロが集まるMeta社でも競合他社のAIサービスを利用する。合理的に情報を守る方法とは――>

AIサービスに個人情報や機密情報を入力しようとして、「漏洩にならないか?」とためらった経験を持つ人は多いだろう。

newsweekjp20260305071256.png

AIエージェント開発の知見を持つ冨田到は、「AIの中で情報がどのように保存されているかを理解すれば、入力してもいい情報、しない方がいい情報の見極めがつく」という。

冨田が執筆した知的生産でAIを使いこなす全技法(かんき出版)より、プロフェッショナルの「情報保護」の考え方を、抜粋して紹介する。本記事は第3回。

※第1回はこちら:生成AIのプロが教える...ChatGPTの「最も効率的な使い方」とは?

※第2回はこちら:なぜXのAI「Grok」は反逆的なのか?...答えはイーロン・マスクの原点となった「あるSF小説」に

◇ ◇ ◇

AIに入力したデータの保存先は2段階

生成AIサービスに入力したデータには、実は2段階の保存先があります。

1段階目は、ChatGPTなどのAIサービス提供企業のサーバーです。ここにはサービスが短期から中期間、チャット履歴を保存しているため、私たちが過去の会話を参照できます。

サービス提供者はこのサーバーでサービス改善のための分析を行う可能性がありますので、データ漏洩のリスクもゼロではなく、通常のウェブサービス同様に考慮すべきです。

重要なのは、オプトアウト(最初から設定がオンになっているボタンの設定をオフにすること)の設定をしても、サーバーへの一時保存は避けられないということです。

Geminiの場合、オプトアウトの設定後も最長72時間はサービス提供のために会話が保持されます。

スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のアップサイクル」とは?
スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のアップサイクル」とは?
PR
個人情報はそのまま「保存されない」