こうした仕組みを理解したうえで、あなたの扱う情報の機密性と求める利便性のバランスに応じて、適切なセキュリティレベルを選択していきましょう。
国家機密に近い情報を扱う場合は、AIサービス自体を使用せず、自社サーバーのオンプレミスか自社パソコンのローカルな生成AIを利用するのが現実的です。防衛関連の情報などは、どんなに強固なプライバシー設定があっても、外部サービスに送信すべきではありません。
未公開の財務情報を扱う場合は、AIサービスごとのモデルの学習のオプトアウトの設定を行い、AIモデルの学習をオフにします。
さらに、Google Workspaceや、ChatGPTの法人を利用し、可能な場合はゼロデータ保持(ZDR:ChatGPTなどにデータを一切保存しない)のリクエストなどの強固なプライバシー設定を活用していきます。また、会話終了後に即座にチャット履歴を削除することで、十分な保護を確保できます。
個人情報を含まない社内限定情報の場合は無料版でもオプトアウトの設定を行い、適宜チャット履歴を削除すれば問題ありません。
公開前の資料や一般的な業務内容であれば、無料版でオプトアウトの設定を行うだけで十分です。さらに、チャット内容を確認し、機密部分のみ伏字にすれば、プレゼン資料作成や議事録作成に便利に使えます。
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