歴史的にイランは外圧を嫌う
テヘランを拠点とする安全保障アナリストのモスタファ・ナジャフィも、「レザ・パーレビやマルヤム・ラジャビのような人物は、長年にわたり自らを実行可能な政治的代替案として提示してきた......しかし、いずれの人物も、イラン国内で組織だった支持や大きな社会的基盤を築けているわけではない。彼らは国外のメディアでは大きく取り上げられ、存在感が強調されている。しかし、それがイラン国内で多くの支持者を動員できる力を持っていることを意味するわけではない」と反体制派がこの機会を捉えて権力を掌握する可能性には懐疑的な姿勢を示している。
「同様に、不安定な時期に自らの存在感を高めようとする連合や派閥が、必ずしもイラン国内で社会的影響力を持つとは限らない......イラン国内では、外国の介入に反対し、国家主権を守るという点では広範な合意が存在する。外国勢力と連携し、依存しているとみなされる政治勢力は、国内で正統性を確立する上で重大な障害に直面する」
体制内部の関係者がトランプと取引を試みる可能性については、「イランでは歴史的に、主権や国家安全保障に関わる問題については、外部から圧力を受けた状態で決定を下すべきではないという考えが体制内で強く共有されている」と述べた。
「仮に外交的関与が行われるとしても、それは短期的な危機対応の取引ではなく、長期的な戦略的計算に基づいて形づくられるだろう」
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