パーレビの認識のズレ

さらに、アルフォネは、パーレビが「イラン現体制の忠実な野党である改革派との関係構築にも失敗している」と指摘した。

比較的穏健とされる改革派にはペゼシュキアンも含まれているが、パーレビを支持する王政復古派の勢力は、体制内の強硬派よりもむしろ、改革派を厳しく批判することが少なくない。

ペゼシュキアンを含む改革派が今後どのような立場を取るかは、当面のイランの行方を左右する重要な要素となるだろう。しかし、改革派とパーレビとの間に和解の兆しはほとんど見られない。

パーレビは依然として、自らを「獅子と太陽の革命」の主要な先導者であると自認しているが、イランではそのように思われていない。アルフォネは「この種の対立は、国外にいる反体制派のあいだでは珍しいことではない......しかし、こうした内紛は反体制派全体を弱体化させるだけでなく、体制側に反体制派は分裂しており、政治的にも未熟だと印象づける口実を与えてしまう」とパーレビの認識のズレによって起こりうることを分析した。

また、イェール大学の研究員で講師を務めるアラシュ・アジジは、パーレビは「イラン国外にすら実効性のある組織を持たず、国内の基盤もない」と指摘する。

「パーレビは、反体制派の内部に大きな分裂をもたらしてきた。多くのエネルギーを他の反体制勢力への攻撃に費やしてきたのだ......確かに多くのイラン人の支持を得ることには成功しているが、その支持をどのように政治的成果に結びつけるのかはいつも不明確だ。パーレビの変革理論は、アメリカとイスラエルがイランを攻撃することに依拠しているように見える。攻撃が終わった後はどうするつもりなのか」

大衆は組織化されていない