Michael S. Derby
[25日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は25日、金融政策目標を達成するために、短期金融市場の状況管理方法を見直す時が来たと述べた。そのためには、米連邦準備理事会(FRB)が長年続けてきたフェデラルファンド(FF)金利をターゲットとする慣行を転換する必要があるとした。
ターゲットとするのはトライパーティ一般担保レート(TGCR)が「最善」の選択肢だとした。TGCR市場は非常に活発で、「FRBの既存の政策手段は既に同金利を効果的にコントロールしている」ためという。 現状については、「FF金利をターゲットとすることで、より広範な金融環境を効果的にコントロールできるものの、その関連性は脆弱であり、突然崩れる可能性がある。連邦公開市場委員会(FOMC)はこうしたリスクを排除すべきだ」と語った。
ただ、こうした変更は技術的なものであり、金融政策全般に影響を与えるものではないと注意を促した。
ローガン氏がFRBの金利目標管理方法の改革を求めた背景には、FRBの金利目標維持が困難になる時期が迫っていることがある。今月末には流動性状況が一時的に逼迫する可能性が高い。さらに、FRBのバランスシートの継続的な縮小は、短期金融市場に予期せぬ混乱をもたらす可能性がある。
ローガン氏は、TGCRをターゲットにすることで、その金利の変動がある程度許容され、FRBは「ベーシスポイント単位のピンポイントでコントロール」する必要がなくなると指摘。
「私の見解では、長年そうであったようにTGCRが日々上下に変動することは全く問題ない。結局のところ、目標レンジは25bp幅だ」とし、「適度なボラティリティーを許容することで、大規模で頻繁な、あるいは複雑なオペを行うことなく、現在のシンプルで効率的なツールで金利の管理が維持できる」と語った。
ローガン氏は「金利制御システムの更新は市場が落ち着いている時に行うのが最善だ」とした。
TDセキュリティーズのストラテジスト、ジャン・ネブルジ氏は、ローガン氏の計画は「非常に理にかなっている」とした上で、「レポは(FF金利市場と比べて)日々の変動が大きい」とし、FRBはバランスシート縮小プロセスを現在の予想よりも早く終了せざるを得なくなる可能性があると述べた。