[シドニー 9日 ロイター] - ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が9日発表した8月の企業景況感指数はプラス7と前月から2ポイント上昇し、長期平均水準を回復した。利益や雇用が改善したほか、投入コストの伸びが2021年以来のペースに鈍化し、インフレや利益率にとって前向きな兆候となった。
企業信頼感指数はプラス4と4ポイント低下したが、長期トレンド付近を維持した。
NABのチーフエコノミスト、サリー・オールド氏は「近年逆風にさらされてきた地域や産業がここ数カ月、明るい兆候を示しており、今年後半に経済全体がより良い軌道に乗るというわれわれの確信を強めている」と述べた。
売上高に関する指標はプラス12と堅調さを維持し、収益性の指標は2ポイント上昇のプラス4となった。
製造業や小売業など景気循環に敏感なセクターでは景況感と信頼感がともに改善した。
雇用に関する指標も3ポイント上昇のプラス6となった。
価格に関する指標はいずれも鈍化を示し、購入コストは四半期ベースで1.1%上昇と21年以来の低い伸びを記録。小売価格の四半期上昇率は0.5%に半減し、労働コストの伸びは1.9%から1.5%に鈍化した。