気象協会は17年4月に「先進事業グループ」を創設し、これを事業化。さらに8月からは、市場調査・マーケティングのインテージ(東京都千代田区)が持つ「SRIデータ(全国小売店パネル調査データ)」の提供を受け、予測の精度を高め、幅を広げている。

同グループの中野俊夫技師は「全産業の3分の1は、何らかの気象リスクを持つ。気象は物理的に将来を予測できる」と話し、今後、化粧品やヘルスケアなどの分野にも需要予測の領域を広げる可能性があるとしている。現在「3桁の企業から問い合わせが来ている」という。

こうした需要予測の活用を模索する企業がある一方で、アサヒグループホールディングス <2502.T>は「夏場の構成比をいかに引き下げるか」(小路明善社長)という対応を進めている。ワインなどビール類以外の酒類にも力を入れるほか、10月のハロウィンや2月のバレンタインなど、夏場以外のイベント時の需要を喚起し「暑いから飲むということではないシーンを増やし、夏場の天候不順をカバーしていく」としている。

(清水律子)

[東京 5日 ロイター]
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