Ritsuko Shimizu
[東京 5日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスは5日、同社に買収を提案したカナダ小売大手アリマンタシォン・クシュタールに対し、価格を含め条件面で内容が不十分との趣旨を伝えることを決めた。事情を知る関係者が明らかにした。主に米国で競争法上の懸念もあるとしている。
買収提案を拒否するものではなく、協議は続けるという。別の関係者2人によると、セブン&アイは独立社外取締役で構成する特別委員会を4日に開催。5日の取締役会で報告を受け、クシュタールへ再検討を求めることを決めた。
日本経済新聞は同日、クシュタールによる買収提案は1株15ドル弱で現金で全株式を取得する内容だったと報じた。提案は7月中下旬だったとみられるとしており、当時の為替レートで1株2200―2400円程度、買収総額は6兆円規模となる。
セブン&アイ広報は「当社が発表したものではない」とした。
買収を提案したクシュタールは5日、株主総会を予定している。
セブン&アイは、8月19日にクシュタールから法的拘束力のない買収提案を受けたと発表。特別委員会を立ち上げ、提案内容を検討していた。
株主の米ファンド、アーティザン・パートナーズ・アセットマネジメントはセブン&アイに対し、19日までに買収提案に関する最新情報を提供するよう求めている。