Lisa Barrington

[2日 ロイター] - 中東で親イランのイスラム組織幹部が殺害され、イスラエルとの軍事衝突を巡る懸念が高まる中、一部の航空会社はイランとレバノン上空の飛行を避け、イスラエルとレバノンへのフライトを取りやめている。

航空機の航路を追跡する「フライトレーダー24」によると、シンガポール航空の2日の便はイランの空域を飛行していないもよう。早朝のロンドン便は前日までのイラン領空ではなく、北寄りのトルクメニスタンとアゼルバイジャンを通過するルートに切り替えた。

台湾のエバー航空と中華航空のアムステルダム行きの便も、ルートを変更してイランの空域を避けているとみられる。

航空会社への安全指針を提供しているOPSGROUPはアジアと欧州を結ぶ便について、イランとイラクの領空を避けるよう勧告した。

一方でアラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空、エミレーツ航空、フライドバイ航空、カタール航空、ターキッシュ・エアラインズなど多くの航空会社が引き続きイラン上空を飛行している。

またこの2日間でエア・インディア、ドイツのルフトハンザ・グループ、米ユナイテッド航空、デルタ航空、イタリアのITAエアウェイズがイスラエル・テルアビブ便を運休したと発表した。

イスラエル占領下のゴラン高原で先週末、ロケット弾による攻撃があったことを受けて、航空会社は今週、レバノンの首都ベイルートへのフライトをキャンセルしたり遅らせたりしている。

カナダ当局は1日、軍事活動によるリスクを理由に国内の航空機に対し、1カ月間レバノン領空を避けるよう通達を出した。

OPSGROUPは中東で全面戦争が勃発した場合、ドローンやミサイルが航路を横切ったり、航空機のGPSがかく乱されたりする可能性が高まると警告した。

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