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オープンに作られた執務スペース。
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上層階は日当たりが悪く、ごちゃごちゃして見えるが、実は各部門の責任者が集まるフロア。役職の高い者ほど、自ら進んで環境の悪い場所を選ぶのがHelloFresh流。

ラーケン氏は言う。「HelloFreshのソフトウェア開発者のチームは、1年前は8名でしたが、現在では80名になりました。8名の頃はチーム全員が集まって議論することも容易でしたが、80名ともなると、そうはいきません。成長することはありがたいことですが、それによって戦略やマネジメントの面で問題が生じてきてしまいます。そこで我々のCTOが相談したのが、近くにあるZalando(ザランド。ベルリンに本社を置く、アパレルに特化したECサイトを運営する企業)のCTOです。ザランドも比較的新しい企業ではありますが、私たちの数年先を走っていますからね。社外との情報交換はベルリンでは一般的なことですよ」

あえて「完璧」を目指さないオフィス

そのような考え方は、オフィス選びにも表れている。現在のオフィスは創業から数えて5カ所目。同じビルにWooga(ウーガ。世界でも有名なモバイルゲーム企業)が同居しているなど、テック企業が数多く集まっている。入居当初はフロアの隅を借りていたが、現在ではHelloFreshのスペースはフロア全体にまで拡張された。

かつてはパン工場だったということもあり、天井の高さなどにその名残が見て取れる。「この雰囲気がかっこいいですよね」とラーケン氏は言う。「現在のオフィスは決して完成しているとは言えませんが、私たちとしては、完璧を求めないことを重視しています。ものすごいスピードで成長していますから、チームも頻繁に変わります。いつでもフレキシブルにレイアウトを変更できることのほうが大事です」

シリアスな雰囲気にしすぎないことも重要なのだそうだ。「オーガニックで居心地のいい空間を作ることを目指しています。そのために、自然の材料を用いること、スペースに遊びがあること、オープンで親しみやすい雰囲気を作ることが大切ですね」(ラーケン氏)

今後は、ビジネスを展開している全ての国において事業の習熟度を高め、個人のさまざまなニーズにも応えられるようにしたいというHelloFresh。ここベルリンを世界への発信基地に、「5年先にはさまざまな関連商品をオンラインで販売し、新鮮な食材を扱うブランドとしての地位を確立させたい」とラーケン氏は睨んでいる。

【参考記事】部門ごとの働きやすさを追求、社員を「全員主役」にするオフィス

創業:2012年

社員数:約1500人
http://www.hellofreshgroup.com

コンサルティング(ワークスタイル):自社

インテリア設計:自社

建築設計:自社

text: Yuki Miyamoto

photo: Tamami Iinuma

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(左)新入社員紹介イベントの告知。全社を挙げて新入社員を歓迎している気持ちが見て取れる。(右)オフィスの一角では、過去に開発してきたレシピの数々が展示されている。
※当記事はWORKSIGHTの提供記事です
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