Miho Uranaka

[東京 14日 ロイター] - ソニーグループは14日、2024年3月期の家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」の販売見通しを従来の2500万台から2100万台前後へと引き下げた。クリスマス商戦に当たる10―12月期の販売台数が計画を下回った。

PS5の10―12月期販売台数は、前年同期比15.4%増の820万台で、四半期としては過去最高となったが、松岡直美執行役員は「販売目標には及ばなかった」と述べた。4―12月期の累計は1640万台。PS5の販売台数減少によるハードウエアの減収などを織り込み、通期の連結売上高(国際会計基準)見通しは12兆3000億円へと1000億円引き下げた。

25年度3月期の見通しについて、発売から5年目となるPS5の来年度以降の販売台数は、コンソールサイクルの後半に入り、緩やかに減少するとした。サードパーティタイトルは緩やかに拡大する一方で、自社タイトルにおいては、大型タイトルの新作リリースを予定していない。これらを踏まえてゲーム分野の来年度利益は、今年度から若干の増益を見込んでいるという。

子会社や事業を分離・独立させるパーシャルスピンオフによる金融子会社ソニーフィナンシャルグループの新規公開について、具体的な準備を開始すると発表した。時期は、25年10月を予定している。

十時裕樹社長は会見で、インド市場に関して、長期目線で非常に成長ポテンシャルの高い有望な市場との考えを示した上で、先日統合交渉を打ち切った「印ジーに変わる機会があれば積極的に検討する」と述べた。

連結営業利益見通しについては、従来予想の1兆1700億円から1兆1800億円(前年比9.4%減)に引き上げた。金融分野でソニーペイメントサービスの⼀部株式の譲渡に伴い利益見通しを上方修正した。IBESがまとめたアナリスト23人のコンセンサス予想平均値は1兆2070億円。

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