Noriyuki Hirata
[東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比28円58銭高の3万3169円05銭と、小反発で取引を終えた。朝方は米ハイテク株高を好感した半導体関連の一角の上昇が指数を押し上げたが、取引参加者が少ない中で勢いは続かず、午後にかけて上げ幅を縮小した。年末のポジション調整が中心とみられる。
日経平均は117円高で寄り付き、一時234円高まで上昇した。米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総合が上昇したことを好感し、半導体関連やハイテク株の一角が買われて指数を支援した。その後は徐々に伸び悩んだ。市場では「海外勢を中心に年末の休暇が始まっており、本気でポジションを取る投資家はほとんどいない。年末のポジション調整が中心」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司ファンドマネージャー)との声が聞かれた。11円高に上げ幅を縮小する場面もあった。
セクター別では、日銀の政策変更への思惑が根強い銀行はしっかり。地政学リスクによる運賃上昇の思惑が継続した海運も買われた。一方、ドル/円が前日に比べ円高に振れ、輸送用機器、電気機器といった輸出関連株は弱かった。
取引時間中にドル/円が朝方に比べ円安方向となった場面でも、株価の追随は鈍かった。「米長期金利の低下基調は円高要因に捉えられがちで、日本株を買い上がるムードはみられない」(りそなAMの戸田氏)という。
朝方発表の11月全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は、上昇率がロイターのまとめた民間予測2.5%上昇と一致。相場の反応は限定的だった。
TOPIXは0.45%高の2336.43ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.45%高の1202.13ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆4074億3300万円だった。東証33業種では、値上がりは海運や銀行、パルプ・紙など25業種で、値下がりは不動産や輸送用機器、その他製品など8業種だった。
信越化学工業が年初来高値を更新。スズキは堅調だった。一方、トヨタ自動車やデンソーは軟調。中国でのオンラインゲームの新たな規制案が意識されてネクソンは売られた。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.35%安の677.74ポイントと、続落した。新規上場の早稲田学習研究会の初値は公開価格を15.2%上回る1118円だった。その後、初値を上回る1156円で取引を終えた。ヒューマンテクノロジーズの初値は公開価格を2.4%下回る1194円で、初値を上回る1240円で取引を終えた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1268銘柄(76%)、値下がりは353銘柄(21%)、変わらずは38銘柄(2%)だった。