[東京 3日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループは3日、連結子会社の三菱UFJ銀行がUSバンコープ(USB)の第三者割当増資を引き受け、9億3600万ドル(約1300億円)を追加出資すると発表した。これにより、出資比率は2.9%弱から4.39%に引き上げられる。
ユニオンバンク売却に伴い、USBが支払う35億ドルの一部として、MUFG米子会社がUSBから今回の出資金額と同額の資金を受け取るため、ネットで資金の動きは生じない。MUFGは22年12月、ユニオンバンクをUSBに売却した。
また、外貨流動性の安定的な確保を目的として、USBの子会社との間で、米ドルの流動性補完を受ける取引にも合意。有事の際のドル調達の多様化を図る。
MUFG幹部は、今回の出資比率引き上げについて「戦略性を伴うものではない」としたうえで、ユニオンバンク売却の資金の一部返済がなされることや、ドルの流動性補完で合意したことなど「パッケージとしてメリットがある」と述べた。今後は、デジタル領域や法人取引、日系の顧客向けサービスなどで提携施策の具体化を目指すとしている。