[16日 ロイター] - 世界の主要投資銀行は、欧州中央銀行(ECB)がさらなる利上げを示唆したことを受けてターミナルレート(利上げの最終到達点)予想を引き上げ、9月に4%に達するとの見通しを示した。

JPモルガン、ゴールドマン・サックス、BNPパリバ、ウニクレディト、RBCキャピタル・マーケッツは、これまでは7月の25ベーシスポイント(bp)引き上げで3.75%のターミナルレートに達すると予想していたとした。

ECBは15日の理事会で、政策金利を予想通り0.25%ポイント引き上げ、次回7月の会合でも利上げを継続する公算が大きいとの見通しを示した。

JPモルガンのエコノミスト、グレッグ・フゼシ氏は「7月に向けたシグナルは必要以上に明確だったため、インフレ見通しに対する重大な懸念が明らかになった」と述べた。

ECBはコアインフレ率の2023年と24年の予測も引き上げ、アナリストにとってサプライズとなった。RBCは24年の引き上げを「特に印象的」とした。

ゴールドマン・サックスとウニクレディトは、来年終盤まで利下げはないと予想。ゴールドマンは「ターミナルレート引き上げは他の国から学んだこととも合致する。その多くはインフレと引き締めサイクルが進んでおり、コアインフレ圧力は想定よりも粘着性があることが判明している」としている。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。