[ブリュッセル 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のヨハンソン欧州委員(内務担当)は23日の記者会見で、加盟国が28日に開く内相理事会で、ウクライナから難民を受け入れる「負担の公平な分担」について協議を開始すると述べた。
2015―16年にシリア難民が大量に域内に流入した際に、受け入れ人数を巡り加盟国が激しく対立した失敗を繰り返さないようにするため、各加盟国に受け入れなければならない難民の数を割り当てることはしないと説明した。
ヨハンソン氏によると、ウクライナ難民の大半は隣国のポーランド、ルーマニア、スロバキア、ハンガリーに入国したが、既に200万人ほどがEU域内のさらに西の地域に移動した。
欧州委は各加盟国の人口規模、国内のウクライナ難民の数、昨年受け入れた亡命者の数を考慮した上で各加盟国の相対的な影響を量る指数の作成に着手した。
最も大きな試練に直面しているのはポーランド。以下、オーストリア、キプロス、チェコ、エストニアの順だが、これらの国はいずれも国の規模がはるかに小さく、人口も少ないという。
ロシアが侵攻したウクライナからは、わずか1カ月で350万人がEUに押し寄せた。EUの人口は4億5000万人。EUによると、これまでに域内に到着した人の約半数は子どもで、残りの大部分は女性。
経済協力開発機構(OECD)の推計によると、EUは300万人の難民が域内に入った場合、当初の年間直接コストが少なくとも域内総生産(GDP)の0.25%相当となり、受け入れ人数が多い国はさらに負担が膨らむ可能性がある。