<脳は使わないと劣化していき、認知症などを引き起こしかねない。脳の老化を防ぐには「刺激」が重要だ>

※本記事は中編です。

前編:AIとの会話も有効? 高齢者医療専門家が提唱する、脳寿命を延ばし認知症を予防する習慣とは

後編:脳の寿命を延ばしたいなら推しを作って恋をしろ!? 認知症を予防し、いつまでも若い脳を保つ秘訣

7. ためらわず補聴器を使う

ピクトグラムどうも言葉のやりとりは耳を通じて行うほうがよいようで、難聴は認知症の危険因子として知られるようになっている。

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20年に世界で最も権威ある医学誌ランセットに、改善することで認知症の予防が可能になる効果が期待できるという12の危険因子が発表された。その1位が難聴なのだ。難聴がなくなれば認知症リスクが8%も減らせるという。

難聴が「予防可能な」危険因子とされるのは、対策があるから。つまり、補聴器を使うことだ。

50代くらいで耳が聞こえにくくなった場合、補聴器に抵抗があるかもしれない。しかし、そうしているうちに、会話が煩わしくなり、脳の老化は進んでしまう。

補聴器を不快と思う原因になっていたハウリングや雑音も今ではかなり改善しているし、AIを利用して人の声と音楽だけを拾う機種もある。

耳の聞こえが悪くなったらためらわずに補聴器を使うことは、脳寿命を確実に延ばしてくれる。

ICON: ILLUSTRATION BY THE STUDIO/SHUTTERSTOCK

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8. なるべく新しいことを体験する
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