<チャットGPTの登場で特定の言葉の使用頻度に変化が。対話型AIシステムの「流行語」が人間世界に浸透中>


▼目次
1.ミレニアル&Z世代に広がる「AI話法」
2.AIが言葉選びを「誘導」

1.ミレニアル&Z世代に広がる「AI話法」

今では1億人以上が日常的に使う対話型AI(人工知能)のチャットGPT。

これらのAIツールが特にデジタルネイティブのミレニアル世代とZ世代に広く普及しているなか、私たちのコミュニケーション方法に与える影響を懸念する声もある。

対話型AIが私たちの話し方に影響を与えているかどうかを調べるため、米フロリダ州立大学の研究チームは初の査読付き分析を実施。

これらのツールが頻繁に提案する単語の一部が「浸透効果」で日常会話に登場する頻度が増していることを突き止めた。

従来のような世界の出来事や文化の変化に関連する語彙の急増(コロナ禍での「オミクロン株」など)と違い、チャットGPTのリリース後はAIツールで一般的に使われる用語が急増していることが分かったという。

「台本なしの(発言者が自発的に言葉を選ぶ)科学・技術系ポッドキャストからデータを収集し、チャットGPTがリリースされた2022年前後の語彙の使用傾向を分析した」と、本研究の主任研究者であるフロリダ州立大学のトム・ユゼク助教(コンピューター言語学)は本誌に語った。

その結果、例えば「surpass(超える)」「boast(誇る)」「strategically(戦略的に)」などAI関連の単語は緩やかながら大幅に増加していたが、同義語の使用頻度は変わらなかったという。

つまり、AIがこうした変化を促している可能性があるわけだ。

同大学の現代言語学・言語学部とコンピューター科学部と数学部の共同研究チームは合計2210万語に及ぶデータを分析。

AIツールの登場で「delve(掘り下げる)」「intricate(複雑な)」などの単語が特に教育や学術的文書で頻繁に使われるようになったことが分かった。

調査対象の単語の4分の3近くの使用頻度が増加、中には2倍以上になった例もあるという。

2.盗用より怖い言語の「均質化」

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【note限定公開記事】あなたの言葉遣い、「AI語」になっていませんか?...ChatGPTがもたらした言葉の地殻変動


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