シルバーによれば、雇用統計の修正値はしばしば、初期値に対する「勝利」か「敗北」かという文脈で初期値より大きな注目を集める傾向があるという。「これは世論調査にも通じる現象だ。不可避の誤差や手法の限界を無視した"話題先行型"の騒ぎが繰り返される」
トランプ政権2期目に入って以降、雇用統計に対する修正はほとんどが下方修正だった。これは実は「よくあること」で、重要なのは毎月の推移を見ることだという。
本当にトランプの責任を問いたいなら、下方修正で騒ぐよりも雇用の数値が低いことを最初からもっと批判すべきだとシルバーは言う。5月と6月の下方修正も、「騒ぐほどの規模ではない」。
ちなみに過去最大の下方修正は、2020年3月のパンデミック初期に発生した。当初70万人のマイナス雇用と報じられた数字は、最終的には140万件超の減少に修正されている。
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