第二の理由は、わたしたちの関節が、爆発的な動作より、通常に近い動作のほうが適応しやすいからだ。関節の慢性/急性傷害のリスクが減るということだ。
速いプッシュアップは、時々やるだけなら安全なものだが、それでも通常の、ゆっくりとしたペースのプッシュアップに関節が適応した後にトライしたほうがいい。
また、爆発的な動作は、有用な添え物にはなるがメインにはならない。速さを求めるトレーニングばかりやっていると、痛みや腫れにつながり、いずれ、関節を痛めることになる。
ポール・ウェイド(PAUL"COACH" WADE)
元囚人にして、すべての自重筋トレの源流にあるキャリステニクス研究の第一人者。1979年にサン・クエンティン州立刑務所に収監され、その後の23年間のうちの19年間を、アンゴラ(別名ザ・ファーム)やマリオン(ザ・ヘルホール)など、アメリカでもっともタフな監獄の中で暮らす。監獄でサバイブするため、肉体を極限まで強靭にするキャリステニクスを研究・実践、〝コンビクト・コンディショニング・システム〟として体系化。監獄内でエントレナドール(スペイン語で 〝コーチ〟を意味する)と呼ばれるまでになる。自重筋トレの世界でバイブルとなった本書はアメリカでベストセラーになっているが、彼の素顔は謎に包まれている。
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
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