<停戦と人道支援物資搬入をめざす動きとして歓迎されているが、イスラエルは頑な態度を崩していない>

パレスチナのイスラム系組織ハマスは5月11日、アメリカとイスラエルの二重国籍をもつエダン・アレクサンダーを釈放することでアメリカと合意に達したと発表した。これはガザ地区の停戦とイスラエルが封鎖している国境からの人道支援物資の搬入再開に向けた取り組みの一環とみられる。

アレクサンダーは48時間以内に解放されることになっている、とハマス幹部2名がAP通信に語った。本誌はハマスの声明をパレスチナ立法評議会議員ハリル・アルハイヤからアラビア語で入手した。

2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの奇襲で、1200人が死亡し、約250人が拉致された。アレクサンダーはアメリカ国籍の人質の中で、最後の生存者とみられている。アメリカからテロ組織として指定されているハマスは、戦争の最中に行われた一時停戦の交渉に人質を何度も利用してきた。

現在進行中のイスラエルとの戦争は、ガザ地区において大量破壊、死、飢饉を引き起こしている。 国連によれば、少なくとも190万人(ガザの人口の約90%)がイスラエルの砲撃によって国内避難民となっている。ガザ保健省によれば、地上と空からのイスラエルの爆撃により、パレスチナ人5万2800人以上が死亡した。

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イスラエルはあえて訪問せず
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