<台湾に住む中国人インフルエンサーが、中国版TikTokへの投稿をきっかけに、台湾当局から居留許可を取り消される事例が相次いでいる。その「追放劇」の真意とは──>

台湾に住む中国人インフルエンサーの劉振亜(リウ・チェンヤー)が、中国版TikTok(ティックトック)である「抖音(ドウイン)」で「中国の武力による台湾統一」を呼びかける動画を投稿したことを受け、台湾当局は劉の居留許可を取り消し、国外退去を命じた。

【動画】台湾を去る前に空港で「私は無罪だ」と訴える劉

劉の投稿に関する通報を受けた台湾当局は、「配偶者として居留する中国人」の規定に劉が違反していると判断した。劉はこれに反論。昨年5月に中国人民解放軍が行った軍事訓練についてコメントしただけだと主張していた。しかし3月25日夜、台湾人の夫と3人の子供を残し飛行機で台湾を後にした。

ほかにも2人の中国人インフルエンサーが武力による統一を促す投稿を行っていたとして滞在許可を取り消された。

卓栄泰(ジュオ・ロンタイ)行政院長(首相)によれば「言論の自由には限度がある。台湾の存続を脅かさない範囲での自由だ」。中国に対し強気の姿勢を保つための追放劇ではあるが、台湾の民主主義擁護の行く末を占う試金石となりそうだ。

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