<アメリカでは失業者の4人に1人が知識労働者という調査結果が...AIなどの発展により、ホワイトカラーは無縁だったはずの雇用不安と向き合わざるを得なくなっている>

アメリカで、ホワイトカラーの雇用市場が急激に冷え込んでいる。テクノロジー、司法、通信、メディアなどの分野で、失業者が再就職に苦労するケースが増えてきた。

1月の失業率は4%と、雇用市場は安定しているように見える。しかし多くのホワイトカラー労働者がリストラに遭い、次の就職先を確保できずにいるという報告が相次いでいる。

昨年10月に発表された格付け会社S&Pグローバルの報告書は、「専門職・ビジネスサービス部門」で働く労働者の数が低迷していることを浮き彫りにした。

20年4月からの4年間でこの部門の労働者は380万人近く増加し、2290万人に到達。だが2300万人の手前でピークアウトし、成長はおおむね止まった。

またS&Pグローバルによれば、昨年に失業したアメリカ人の4人に1人が「ホワイトカラー」に分類される専門職・ビジネスサービス部門で働いていた。専門職・ビジネスサービス部門とは行政機関や民間企業の総務、人事、財務など事務職全般を指す。

「アメリカ経済における景気循環と構造上の要因が相まって、『知識労働者』すなわち『ホワイトカラー』の雇用を減速させた」と、求人サイト運営会社グラスドアから独立したエコノミストのアーロン・テラザスは言う。

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