研究チームはアメリカとイギリスに住む2万2800人の詳細な食事内容を含むデータや、211の集団の計5万4200人の公開データを調べた。さらに400人の血漿データや350人以上の便のサンプルを分析。コーヒーが腸に与える影響を確かめるために、2件の実験も行った。

その結果、コーヒーの摂取とローソニバクター・アサカロリティカスという細菌の増殖との間に強い関連があることが分かった。1日に3杯以上のコーヒーを飲む人の場合、1カ月に飲むコーヒーの量が3杯未満の人と比べると、この細菌のレベルは最大で8倍に。また、コーヒーを飲む量が多い人ほど、この細菌は腸内にたくさんいた。

植物性食品を幅広く取る

試験管の中でこの細菌にコーヒーを与えたところ、細菌が成長することも確認された。

「腸内の細菌がいかに好みにうるさいかが分かるというものだ。このローソニバクターの細菌叢は、普段は休眠状態にある。コーヒーを飲んで活性化するのを待っているのだ」とスペクターは述べた。

「つまり、腸内のあらゆる細菌にきちんと餌をやって健康効果を得ようと思えば、植物性の飲食物を幅広く摂取しなければならないことが新たに分かった」

この細菌が人間の健康にどう影響を与えているかは「分からない」
【関連記事】