[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した8月のユーロ圏消費者物価指数速報値は前年比1.0%上昇だった。伸び率は7月と変わらず、ロイター調査による市場予想とも一致した。
欧州中央銀行(ECB)の目標である2%弱を大幅に下回っており、市場ではECBが来月に金融政策をさらに緩和するとの見方が強まりそうだ。
7月と8月のインフレ率は2016年11月以来の低水準。
ECBが注目するコアインフレ率(未加工食品・エネルギーを除く)は8月に横ばいの1.1%だった。
多くのエコノミストが確認する、さらに対象範囲を狭めたコアインフレ率(未加工食品・エネルギー・アルコール・たばこを除く)は0.9%で変わらず。
速報値では前月比の数値は公表されていない。
キャピタル・エコノミクスのアンドリュー・ケニンガム氏はリポートで「今日の統計には、来月のECB理事会の見通しを変えるものは何もない。当社は中銀預金金利がマイナス0.4%からマイナス0.5%に引き下げられ、量的緩和の再開がさらに強く示唆されるとの見方を変えていない」と述べた。
市場では今後1年間で複数回の利下げが実施され、量的緩和も再開されるとの見方が多い。
これとは別にEU統計局が発表した7月のユーロ圏失業率は7.5%と前月から変わらなかった。
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