アフリカ中部ルワンダのヌサンジマナ保健相とアフリカ連合(AU)の疾病対策センター(アフリカCDC)のカセヤ事務局長が17日、オンライン記者会見を行い、ルワンダで発生したウイルス感染症マールブルグ病は、医療従事者など最も感染しやすい立場の人たちにワクチン接種を開始したことで流行が落ち着きつつあると発表した。

ただ、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したエムポックス(サル痘)感染を確認した国がアフリカで依然増えているとの懸念も表明した。

 

マールブルグ病はエボラ出血熱に似た病気で致死率が高く、ルワンダでは10月初旬からワクチン接種に着手した。同保健相は記者会見で、新規感染者数が最初の2週間と比較して50%以上減ったと明らかにした。

また、新規感染者や死亡者がゼロの日が続き、患者の大半が医療機関で回復に向かっており「非常に心強い傾向にある」と述べた。

同保健相によると、最新の報告ではウイルス性出血熱の確認症例が62で、死亡は15人。38人が回復し、9人が治療を受けている。

記者会見ではカセヤ事務局長がエムポックス感染拡大に警鐘を鳴らした。感染を確認した国は4月段階でAU加盟6カ国だったが、10月は18カ国に増加したという。

アフリカCDCのデータによると、アフリカでは、今年これまでに4万2000例以上のエムポックス疑い事例が報告され、1100人が死亡した。

カセヤ事務局長は「われわれが今求めているのは、この流行を食い止めるための現場での具体的な行動だ」と強調。アフリカCDCのエムポックス対策に8億ドルを超える寄付の申し出があるものの、対策加速に必要な資金やワクチン提供が緩慢だと述べた。



[ロイター]
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