そして撮られる彼らも「撮るな」とは決して言わない。政治権力に捜査権力に報道の権力。全て(良い悪いはともかく)監視されることは当然であると覚悟を決めている。
韓国の民主主義とマスメディアは、成熟しているとは言い難い。87年まで独裁政権が続いていたのだから当然だ。でも権力と闘う独立系メディアを支える多くの市民がいる。負の歴史を可視化するかしないか、この違いは大きい。
『非常戒厳前夜』©KCIJ-Newstapa
監督/金鎔鎮
出演/尹錫悦、金鎔鎮
(日本公開中)
<本誌2025年9月30日号掲載>
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