[シンガポール 30日 ロイター] - アジア時間の原油価格は横ばい。世界経済のさえない見通しに圧迫される一方、ベネズエラの輸出に対する米制裁を受けた供給障害への懸念が相場の支援要因になっている。

米WTI原油先物は0.03ドル安の1バレル=53.28ドル。

北海ブレント先物は0.01ドル高の1バレル=61.33ドル。

ベネズエラの原油輸出に対する米制裁を受け、前日には約2%上昇していた。

トランプ米政権は28日、ベネズエラの米国向け原油輸出を阻害し、マドゥロ大統領への退陣圧力を強めるため、ベネズエラ国営石油会社PDVSAを制裁対象に指定した。

コンサルタント会社Rystad Energyのアナリストは「(ベネズエラの)輸出は市場から排除されるのではなく、(米国以外の)他国に向かう」とし、「中国やインドはかなりのディスカウント水準で、そうした原油を入手できるだろう」と指摘した。

また、サクソバンクのコモディティー戦略部門責任者は「ベネズエラの政治危機やサウジアラビアのさらなる減産方針が原油価格の支援となる一方、世界経済、特に中国経済を巡る懸念の高まりが悪材料になっている」と指摘した。

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