[モスクワ 12日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は12日の電話会見で、トランプ米大統領が、ロシアにエネルギーを依存するドイツは「ロシアの捕虜だ」と発言したことについて、米国産液化天然ガス(LNG)を押し売りしようとする米国のキャンペーンの一環だと批判した。
トランプ氏は11日にブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議でドイツに対し、国防費負担の目標達成が遅れている状況で、バルト海の天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」建設(総工費110億ドル)を支援し、ロシア産ガスを輸入するのは間違っていると批判した。
「ノルドストリーム2」の敷設でドイツへのガス輸出は倍増する可能性があり、ロシアは建設に意欲的。しかし米は反対しており、国務省報道官はロイターに対し、パイプラインに投資した欧米企業は制裁対象になる可能性があると明らかにした。
一方、ペリー米エネルギー長官は、欧州のエネルギー首脳陣から「ノルドストリーム2」について前向きな意見を聞いたことがないと指摘。供給の多様化につながらず、米政府は計画を好ましく思っていないと述べた。