[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して終了した。企業決算への期待が出ていることに加え、トランプ米大統領が直ちにシリアに対し軍事力が行使されない可能性があると示唆し、対ロシアを含めた地政学上の懸念が後退したことが背景。
大統領は12日、ツイッターでシリアに対する軍事攻撃の可能性について、「すぐかもしれないし、全くすぐではないかもしれない」と投稿した。
これを受けた米国債利回り<US10YT=RR>の上昇で、金融株<.SPSY>は1.8%上昇。S&P主要11セクターで上げ幅が最大となった。
情報技術株<.SPLRCT>も1.3%上昇し、S&P総合500種<.SPX>を押し上げた。ただ、米フェイスブック<FB.O>は1.5%安。ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が議会で証言した10─11日で株価は5.3%上昇していた。
シリア情勢を巡る懸念後退に加え、企業の好決算も株価を支援した。
資産運用大手の米ブラックロック<BLK.N>は第1・四半期決算で利益が予想を上回ったことが好感され、1.5%高。
米デルタ航空<DAL.N>も第1・四半期決算で利益が予想を上回り、2.9%高。
このほか、米労働省が12日発表した週間失業保険申請件数が前週比で減少し、労働市場の底堅さが続く状況が示されたことも投資家心理を後押しした。
米生活用品小売チェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンド<BBBY.O>は20%急落。2018年の利益見通しが市場予想を下回り、失望を誘った。
ロバート・W・ベアードのマネジングディレクター、マイケル・アントネリ氏は「ミサイル発射や貿易戦争の話を耳にする機会が減っている。企業決算の発表が始まり、期待は高まっている」と語った。
第1・四半期決算発表が本格化する13日には、JPモルガン・チェース<JPM.N>、シティグループ<C.N>、ウェルズ・ファーゴ<WFC.N>の発表が控える。
トムソン・ロイターの調査によると、S&P総合500種指数採用企業の2018年第1・四半期決算は、前年同期比18.4%の増益となる見通し。
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.20対1の比率で上回った。ナスダックでは1.84対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は61億2000万株。直近20営業日の平均は72億7000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 24483.05 +293.60 +1.21 24302.82 24592.1 24302.8 <.DJI>
2 2
前営業日終値 24189.45
ナスダック総合 7140.25 +71.22 +1.01 7112.02 7166.00 7105.09 <.IXIC>
前営業日終値 7069.03
S&P総合500種 2663.99 +21.80 +0.83 2653.83 2674.72 2653.83 <.SPX>
前営業日終値 2642.19
ダウ輸送株20種 10360.41 +167.59 +1.64 <.DJT>
ダウ公共株15種 678.16 -8.52 -1.24 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1339.66 +24.60 +1.87 <.SOX>
VIX指数 18.49 -1.75 -8.65 <.VIX>
S&P一般消費財 810.32 +3.61 +0.45 <.SPLRCD>
S&P素材 364.03 +3.86 +1.07 <.SPLRCM>
S&P工業 623.67 +8.90 +1.45 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 538.81 -1.03 -0.19 <.SPLRCS>
S&P金融 462.76 +8.29 +1.82 <.SPSY>
S&P不動産 187.54 -2.18 -1.15 <.SPLRCREC>
S&Pエネルギー 522.08 -0.03 -0.01 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 947.64 +6.04 +0.64 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 150.75 -0.04 -0.03 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1160.89 +14.73 +1.28 <.SPLRCT>
S&P公益事業 250.64 -3.24 -1.28 <.SPLRCU>
NYSE出来高 7.46億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 21840 + 180 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 21810 + 150 大阪比 <0#NIY:>