プーチン「ウクライナ東部ドンバスを2〜4カ月で取る」

プーチンは米国側に「ウクライナ東部ドンバスを2〜4カ月で取る」と豪語したと言われる。現在の激戦地は東部ドネツク州にある道路と鉄道の要衝ポクロフスク。ロシア軍はここを落とせば同州の要塞都市リマン、クラマトルスク、スラビャンスクへの道が開ける。

昨年冬以降、ロシア軍の損害は甚大で、得られた領土は小さい。しかし損耗が大きくても低所得地域への高額報酬で兵員を補充できる。前線の地形は遮蔽物が少なく、ロシア軍のドローン(無人航空機)部隊はウクライナ軍の補給ルートを攻撃し、「兵站潰し」を徹底する。

ロシア軍がポクロフスクを落とすことができればプーチンは年内方針の成果を強調でき、交渉に応じる可能性は低下する。逆に停滞または破綻すればクレムリンが作戦を再評価する可能性が出てくるものの、すぐに停戦に応じるとは限らないとフリードマン名誉教授は分析する。

戦争は言葉だけでは動かない。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます