「気をつけろ、ICEが来たぞ」――移民摘発の覆面部隊を追う市民の「監視インフラ」
MINNEAPOLIS RISES

この時期のミネアポリスは文字どおりいてつく寒さだが、住民たちの決意は固い。
昨年12月にネットワークを立ち上げた当初、参加するボランティアは1日20人くらいだった。しかしグッド殺害を受けて急増し、今では毎日、何百人もいるという。
連邦政府による強引な捜査が常態化したとき、地元自治体と市民はいかにして対抗すればいいか。
筆者はその答えを探しにミネアポリスを訪れたのだが、取材に応じてくれた人たちは異口同音に、この街には新たな「インフラ」が存在する、ただし外から見ても分からないだろうと言った。
それでCが名乗り出て、その実像をリアルタイムで見せてくれることになった。「最初の頃は、見回りに出ても必ずICEが見つかるとは限らなかった。でも今は1時間程度の巡回で、多ければ20人以上も見つかる」。Cはそう言った。
その日(1月10日)の朝、Cはグッド殺害現場の近くで私を拾い、後部座席に乗せた。





