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トランプが打ち出した住宅「50年ローン」に批判噴出──借金漬けの未来を懸念する声

Donald Trump Proposing 50-Year Mortgages Sparks Backlash

2025年11月11日(火)16時32分
ケイト・プラマー

不動産投資家で約20万人のフォロワーを持つインフルエンサーのグラハム・ステファンは、「50年ローンで住宅の供給は10%ほど増える(あるいは価格が約10%下がる)かもしれないが、返済期間はほぼ倍になる。うまくいくはずがない」と断じた。

「住宅ローンは返済期間の前半に利息の支払いが集中する仕組みなので、10年経っても元本は減らず、自分の持ち分はほとんどない場合が多い。実際、住宅の平均保有期間は12年足らずで、経済的に筋が通らない」

モンタナ州の共和党員ルーカス・シューベルトは、「若者を支援する最善策は、不法移民3,000万人を国外退去させること。そうすれば空き家が増える」と発言した。

保守派コメンテーターのマット・ウォルシュは、「50年ローンというのは死ぬまで家は銀行のものになるということ。それより不法移民を排除して、家をアメリカ人の手に戻すべきだ」と述べた。

一部では賛成意見も見られた。

投資家のジョン・ポンプリアーノは、「30年ローンは米国人にとって最高の金融商品のひとつ。50年ローンはさらに優れている」と評価。

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