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24人全員リコール失敗、民進党に痛手──台湾に迫る「親中ねじれ国会」の行方

The Asian Swing State

2025年8月7日(木)12時32分
長岡義博(本誌編集長)

──2014年のひまわり学生運動以降、10年続いた民進党優位の体制が、今回の投票で終わろうとしているのか。

ひまわり学生運動から民進党優位になった。だが、昨年の総統選で民進党から約3割の票を柯が取ることに成功した。これで民進党の優位が終わった。今回ではなく、実は昨年終わっている。これが(総統選と同時実施の)立法院選挙で民進党が過半数を取れなかったことにつながった。


──やはり、米中関係の変化という地政学的影響が今回の結果に影響したのではないか。

無視できないが、米中対立だけで台湾政治を解釈しようとすると、ずれていく。民進党の10年の優位が終わったことには台湾内部のロジックがある。それは1つの政党、1つの勢力が権力を長く維持することに対する警戒感だ。

──今後の台湾政治の展望は。

頼政権に大変な打撃で、しばらく野党が主導権を握る形になる。そこで中国がどう動くか。台湾の選挙に中国が介入しているのは明らかで、例えば昨年の総統選でも町内会長を中国に招待したり、ネットを通じた影響力拡大工作は実際に摘発されている。こうやっても、台湾世論で統一支持は増えない。ということは野党も次の選挙を考えれば統一支持とは言えない。

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