最新記事

事件

ホームレス女性にホースで水を浴びせる男 国内外から「非道」と批判集中も

2023年1月12日(木)20時25分
川口陽
ホース

(写真はイメージです) HappyNati-iStock

<事件に至るまでに何があったのか。男の言い分は?>

米サンフランシスコで月曜に撮影されたショッキングな映像がネット上で拡散され、国内外で物議を醸している。

その動画は、ジャクソン・スクエアのモンゴメリーストリートで撮影された。歩道に座ったホームレスの黒人女性が丸腰で「やめて」と何度も叫んでいるにもかかわらず、足を組んだ男が険しい表情でホースの水を浴びせ続けているというもの。

これを見た多くのネットユーザーが驚きと反発のコメントを添え、男の行為を非難した。

【動画】ホームレス女性にホースで水を浴びせ続ける男

地元紙サンフランシスコ・クロニクルは、強引に女性を移動させようとしている男をアートギャラリーのオーナー、コリアー・グウィンと特定。本人もこれを認め、反省の意を示しているが、「動画には起こったことの一部しか映っていない」と弁明する。

CBS系列の地元テレビ局「KPIX」のインタビューで語ったところによると、グウィンはこの女性の力になろうと何日も散らかっているのを掃除したり、戸口で寝ることを許してきた。しかし、女性は食べ物をそこらじゅうに投げたり、ゴミ箱をひっくり返すなど問題行動を繰り返し、そのことが顧客をおびえさせてしまったと述べる。

地域の他の事業主らとともに2週間で20回以上サンフランシスコ市警(SFPD)とソーシャルサービスに電話したものの、警察や市の職員が女性を強制的に移動させることはできないと言われたという。

そして月曜の朝、女性とのやりとりの間に「カッとなってしまった」というのが事の経緯だ。

ソーシャルメディア上で拡散される映像を受けてグウィンのもとには殺害予告が届き、破壊行為の標的とされている。火曜には何者かによって玄関ガラスが叩き割られた。

ニューズウィーク日本版 ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年2月24号(2月17日発売)は「ウクライナ戦争4年 苦境のロシア」特集。帰還兵の暴力、止まらないインフレ。国民は疲弊し、プーチンの足元も揺らぐ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米南部州がアップル提訴、iCloudの児童性的虐待

ワールド

トランプ氏、イランに合意迫る 「10日以内」に対応

ビジネス

米新規失業保険申請、2.3万件減の20.6万件 予

ビジネス

米12月貿易赤字703億ドルに拡大、25年モノの赤
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    中道「大敗北」、最大の原因は「高市ブーム」ではなかった...繰り返される、米民主党と同じ過ち
  • 3
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 4
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 5
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 6
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方..…
  • 7
    カンボジア詐欺工場に「人身売買」されたアフリカ人…
  • 8
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 9
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 10
    アイスホッケーの試合中に「銃撃事件」が発生...「混…
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 8
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中