最新記事

英王室

エリザベス女王90歳 素顔がのぞく珍言集

ユーモアあふれる人柄がうかがえる過去の発言を振り返る

2016年4月28日(木)15時30分
ニューズウィーク日本版編集部

意外な素顔 今月21日に90歳の誕生日を迎えたエリザベス女王 Chris Jackson-REUTERS

 4月21日に90歳の誕生日を迎えたイギリスのエリザベス女王。25歳で即位して以来、在任期間は64年に達し、昨年ビクトリア女王の在位最長記録を更新。さらに同年、サウジアラビアのアブドラ国王が死去したことで、世界最高齢の君主となった。

 誕生日当日には、夫のエディンバラ公フィリップ殿下(94)とウィンザー城下で市民の祝福に笑顔で応え、誕生日を記念して国内や英連邦諸国1000カ所以上でともされるかがり火の点火式にも参加。公式な祝賀行事は6月に盛大に行われる予定で(バッキンガム宮殿前の大通りで1万人近いゲストを招いた巨大パーティーなど)、誕生日フィーバーはまだ続きそうだ。

 今も精力的に公務をこなし続ける姿が(昨年だけで341に上る)、国民から高い支持を集めている。公の場ではどんな時も節度ある姿勢を崩さない女王だが、実際はユーモアあふれる人柄だと、身近な人々は口をそろえる。そんな素顔がうかがえるこれまでの発言を振り返ってみると......。




ものすごく年を取った気分にさせてくれて感謝します

昨年催された英連邦サミットのレセプションパーティーのスピーチにて。カナダのトゥルドー首相(44)が、女王が1935年以来、同国と重ねてきた長い歴史をたたえる演説をした後で




そうよ、でもこういうのじゃないわ

画家ルシアン・フロイドの作品を見にギャラリーを訪れた際のこと。裸の女性の絵ばかりが並ぶコーナーで、キュレーターに「フロイドは陛下の肖像画も描いたんですよね?」と聞かれ、声をひそめてこう答えた




今日は皆さんから私がちゃんと見えるといいのですが

91年の訪米中の議会演説で。この2日前にホワイトハウスで開かれた会見で、演壇の高さがブッシュ大統領に合わせたままだったため、女王の姿がほとんど見えない事態に。米政府の失態をユーモアで丸く収めた




あなたに何かあっても困らないけど、他の首脳はそうはいかないのよ

湾岸戦争の最中だった90年にバグダッドを電撃訪問し、フセイン大統領と会談したヒース英元首相が、他国の首脳もフセインと話し合うべきだと言った際、ユーモアたっぷりに答えて




ギターは長いことされているの?

05年、バッキンガム宮殿で英音楽界のスターたちを招いたレセプションで、エリック・クラプトンに尋ねて。レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジにも「あなたもギタリストなの?」と笑顔で質問

[2016年5月 3日号掲載]

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

米KKR、AI巡る市場混乱は「好機」 スポーツ投資

ワールド

米が追加人道支援600万ドル規模、キューバは「偽善

ビジネス

再送-インタビュー:日銀は積極的な利上げ必要、為替

ビジネス

英シェル、トリニダード経由でベネズエラ産ガス輸出へ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 2
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 5
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 6
    「反トランプの顔ぶれ」にMAGAが怒り心頭...グリーン…
  • 7
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 8
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 9
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 10
    「エプスタインは悪そのもの」「悪夢を見たほど」──…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中