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暴虐大統領の逃亡を描いた『独裁者と小さな孫』

2015年12月15日(火)16時00分
大橋 希(本誌記者)

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戦争を描きながらも希望を捨てない監督のマフマルバフ

 01年の『カンダハール』ではアフガニスタンのタリバン支配と難民の苦境を描いたが、同じような問題が繰り返され、世界がなかなか変わらないことに無力感を覚えないのだろうか。

「私たちは毎朝目が覚めて、何か希望や望みがなければ布団から出ないものだ。だからすごく落ち込んでいる人でも、いくらかの希望を持っていると思う。私も人類を変えるという望みを失ったことは一度もない」というのがマフマルバフの答えだ。「壊滅的で救いがない映画もあるが、その監督たちはみんな嘘つきだ。だって、人間はみんなどこかに希望を持っている」

[2015年12月25日号掲載]

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