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【写真特集】エストニアだけど「ほぼロシア」ナルバ住民が語る禁断の本音
LAST STOP: NARVA
Photographs by Mario Heller
2026年03月18日(水)15時25分

ナルバの道路脇に立つ看板には、くだけたロシア語で「やあ、ナルバ」の文字が。ナルバの住民約5万3000人のうちロシア語を母語とする人は98%に上る

ナルバでバーを営むアルテムは、壁に装飾品として飾るライフルを抱えながら「本当ならもっとうまくいくはずだった」と語る。「まずは新型コロナウイルスにやられ、それからウクライナ戦争が始まり、ロシア人観光客が途絶えた」。とはいえ徐々に、彼のバーは地元で人気の店になりつつあるという

エストニア西部地域からナルバに移住し、ロシア伝統の湯沸かし器具サモワールの博物館を運営するへリング・メシは、現在の政治状況に葛藤している。「ここで暮らし続けたいなら政治については話さないのが肝心」と、メシは言う。ウクライナ侵攻後、仲の良い友人が突然プーチン支持を公言し出した。「意見が違うから政治の話はやめましょう」と、その友人には伝えた

ロシアとエストニアを隔てるナルバ川の岸で釣りざおを手にした漁師のミハイルは、「私はロシア生まれだが、もしロシアがここに攻めてきたら銃を持って防衛する」と言う。それでも彼は、住民と政治的議論をするのは避けている。「政治の話題が始まったらその場を離れる。なんでそんなたわ言を聞く必要がある? どうせ私たちは何も知らないんだ」
Photographs by Mario Heller-Panos Pictures
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