- HOME
- Picture Power
- 【写真特集】エストニアだけど「ほぼロシア」ナルバ住…
【写真特集】エストニアだけど「ほぼロシア」ナルバ住民が語る禁断の本音
LAST STOP: NARVA
Photographs by Mario Heller
2026年03月18日(水)15時25分

国境の街ナルバにあるソ連記念碑

志願制の国防組織であるエストニア防衛連盟に参加する17歳のマリア・モロゾワは、「大砲が好きだから砲兵隊に入りたい」と話す。ロシアと戦争になったら祖国エストニアを防衛するために戦うのか、と問うと、彼女はこう答えた。「それが現実にならないことを祈っている。でもそうなれば私は戦う。家族も友人も、この地で暮らし続けられるように」

海洋博物館を創設したアールネ・バイクが古地図を見つめている。夜間にバルト海を観察すると、水平線のかなたに小さな光を目にすることがよくあるという。おびただしい数のこうした光は、恐らく西側の制裁を逃れてバルト海や黒海の港からロシア産石油を輸送するプーチンの「影の船団」の明かりだろうと彼は言う
ナルバ生まれのタンヤは、最近結成された市の女子ホッケーチームのメンバー。自分はロシア人だと感じるが、故郷はエストニアだと語る。今では職場でエストニア語を話さなければならなくなった。彼女が言うには、ロシア人はエストニア人より感情的で勇気がある
雪に閉ざされた道路脇にはソ連時代の自動車2台が放置され、うち1台には小さなウクライナ国旗が飾られていた。2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、エストニアは強力なウクライナ支持国となり、GDP比では首位となる軍事支援を続けている。偶然にもナルバ市の旗はウクライナ国旗を逆さにしたような黄色と青色の2色旗だ
次ページ:<フォトストーリー>【写真特集】エストニアだけど「ほぼロシア」ナルバ住民が語る禁断の本音3Photographs by Mario Heller-Panos Pictures
【連載第1018回】Newsweek日本版 写真で世界を伝える「Picture Power」2026年2月24日号掲載
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着







