ベネズエラ、マドゥロ氏失脚後も抑圧的体制継続=国連調査団
2026年3月12日、ベネズエラのカラカスで、賃金の引き上げや労働環境の改善を求めるデモ隊。REUTERS/Gaby Oraa
[12日 ロイター] - 国連の調査団は12日、ベネズエラのマドゥロ前大統領失脚後も、同国の「抑圧的な国家体制」が完全に維持されているとの見解を示した。
調査団は国連人権理事会への報告書で「人権侵害を助長する制度的構造は解体されていない」と説明。米軍によってマドゥロ氏が追放されて以降も、政治的動機による拘束が87件発生したと報告した。
また人道に対する罪の責任があると特定された政府や軍の高官らが、依然大きな権力を保持していると指摘した。
米政府は長年、ベネズエラの民主主義のあり方を批判し、社会主義政権による選挙不正や政治的弾圧を非難。ベネズエラを攻撃した後、同国を「管理下に置く」と発表したが、新たな選挙の実施を進めず、暫定大統領に就任したロドリゲス氏との良好な関係をアピールしている。
ロドリゲス暫定政権は2月下旬、恩赦法に基づいて約2200人を釈放したと発表したが、地元の非政府組織(NGO)は透明性の欠如を批判し、実際に釈放された人数はもっと少ないと推定している。
国連調査団は、残っている全ての政治拘束者の即時釈放を求めた。





